AIが注目する次走未開催レース:安田記念2025
2025年6月8日(日)に東京競馬場・芝1600mで行われる春のマイル王決定戦「第75回安田記念(G1)」。本稿では公開済みのAI最終予想をベースに、玄人の視点で本命馬ジャンタルマンタルを中心としたレースのポイントを整理する。
レース概況
- 開催日:2025年6月8日(日)
- 場所:東京競馬場 芝1600m
- 出走頭数:フルゲート18頭(想定)
- コース特性:2コーナー奥のポケット発走。スタート後すぐ緩い下り→3F目で一気に加速、直線525.9m。
- 今年の馬場傾向:開幕5週目でもA→Bコース替わり直後。内外フラット寄り、時計は標準。
AI指数上位馬
- ⑩ジャンタルマンタル AI総合指数:100(基準値)
- ⑰ジュンブロッサム AI総合指数:93
- その他の有力馬 AI総合指数:88〜90(詳細数値非公開)
⑩ジャンタルマンタルを本命に据える理由
AIは出走各馬の「位置取り指数」「末脚指数」「調教スコア」「東京芝1600適性係数」を重み付けして総合指数を算出。その結果、ジャンタルマンタルは2位以下を7ポイント離す断トツ評価となった。
- 位置取り適性:平均前半3F34.0秒前後のハイペースでも好位キープ可。中団前目から正攻法で押し切るパターンが東京マイル向き。
- 上がり性能:過去3戦の上がり3Fはすべて33秒台前半。直線の長い府中で最も信頼できる末脚値を持つ。
- 枠順:10番枠は内外どちらにも進路を選べる中枠。包まれるリスクを回避しつつ最短距離も狙える。
- 調教:最終追い切り南W6F80秒台前半→ラスト11.2。1週前から負荷をかけて全身を使うフォームに矯正され、状態面の上積み◎。
- 東京芝1600m実績:前走NHKマイルC組に比べ古馬重賞で経験値を積んだ点が強み。
展開シミュレーション
今年は逃げ宣言の馬がおらず、外枠の先行タイプがペースメイクする見込み。想定通過ラップは
34.5 – 23.6 – 34.9(58.1)と例年よりややスロー寄り。
- 前半600m:⑭,⑮あたりが単騎気味に行き切る。
- 向正面〜3角:隊列が長くなりにくい分、4角出口で内が詰まるリスク。
- 直線:L1で11.5秒台に鈍る流れ。トップスピードと持続力を両立するジャンタルマンタルが残り200mで抜け出すシナリオが濃厚。
対抗評価:⑰ジュンブロッサム
外枠17番から末脚勝負に徹する形。昨秋の毎日王冠で上がり32.9を計時し東京適性を示したが、切れでジャンタルに及ばないというAI判断。一方、隊列が極端に内寄りになれば大外一気がハマる。
玄人向けポイント
1. ペース早見表とAIペース偏差
過去10年の安田記念平均前半3Fは34.1秒。今年のAI予測は+0.4秒。前が潰れにくい分、先行馬の残り目よりも「好位差し馬の押し切り」が確率上昇と解析。
2. 上がり3F分布
上がりレンジ | AI的勝率 | 該当馬 |
---|---|---|
〜33.5 | 52% | ジャンタルマンタル |
33.6〜34.0 | 28% | ジュンブロッサム ほか2頭 |
>34.1 | 20% | 逃げ・先行各馬 |
3. 枠順バイアス
当該時期のBコース替わり直後は、外ラチ沿いの芝が若干長めに残り外差し優位になりやすいが、今年は週中の降雨で内外の伸びがイーブンに近い。よって中枠有利というAI結論。
4. 調教スコア相関
過去3年の関東圏G1で「1週前CW→最終坂路併せ馬併入」ローテの馬は【3-1-2-8】複勝率42%。ジャンタルマンタルがまさに該当。
推奨馬券戦略
単勝
- ⑩ジャンタルマンタル(想定3.2倍)を資金配分の軸。
馬連/ワイド
- ⑩―⑰ を厚め
- 押さえ:⑩―外枠差し2頭(AI指数88台)
三連系
AI上位3頭の結合確率が高いため、三連複フォーメーションを推奨。
- 1列目:⑩
- 2列目:⑰+AI指数90台2頭
- 3列目:先行勢5頭+差し勢2頭(計➉点)
まとめ
AIは「位置取り自在性」「上がり性能」「中枠利」を総合評価し、⑩ジャンタルマンタルの勝率を30%超と試算。ジュンブロッサムが唯一の対抗軸だが、枠順・展開両面でジャンタルの優位性は揺るがず、本命一本のスタンスが最適解と結論付けた。
あとは当日の馬場状態と直前気配を最終確認して、資金配分を微調整したい。