HANSHIN HIME STAKES — G2 PREVIEW
2026年 G2 阪神牝馬ステークス
過 去 1 0 年 デ ー タ 分 析 予 想
展 開 予 測 ・ 総 評
阪神芝1600m外回りワンターン。最初のコーナーまで距離が長くペースが落ち着きやすいが、逃げ候補にカピリナ(1200m主戦からの転換)・クランフォードが想定され、先行争いは緩やかにまとまる見通し。ペース圧力指数(PPI)は中程度(推定48)で、スローに振れすぎず程よく流れるミドル主体の展開を予測する。
展開シナリオ確率(PPI=48、ロジスティック変換):
スロー30% ミドル45% ファスト25%
コース特性上は先行馬が有利な構造で、ミドルペース主体の展開を加味しても好位馬が優勢。Vゾーン(4角25〜55パーセンタイル帯≒3〜6番手相当)の入線馬を最重視する。差し有利が確定するほどペースが流れる可能性は低く、評価の中心軸は「阪神芝1600mコース適性×直近能力」および好位入線の2軸に置く。
◎ 本 命 馬
◎
本 命
エンブロイダリー
3歳牝 / 美浦 / 桜花賞・秋華賞GI2冠
能力・クラス群(weight 0.35)と コース・馬場群(weight 0.20)で全出走馬最高スコアを記録。桜花賞1着(阪神芝1600m稍重1:33.1)・クイーンC1着(東京芝1600m良1:32.2)と1600m実績は他馬を凌駕し、course_figureは正規化後1.00。秋華賞1着(2000m)からの距離短縮だが、桜花賞・クイーンCの実績を踏まえれば1600mへの適性は最上位と評価する。香港マイル遠征後の休み明けで追い切りデータは非開示だが、過去の実績馬としての基礎能力は揺るぎない。脚質は先〜中団(桜花賞9-8、秋華賞6-6-2-2)でVゾーン入線が期待でき、展開適合群でも上位。関東馬の阪神牝馬S過去10年勝率0%というデータはN=14と小さく(「参考値のみ」の範囲)、単独の消し根拠としない。 ⚠ 美浦所属・関東馬(過去10年0-2-1-11)。香港マイル以来の休み明けで追い切り評価が不確実。3歳馬のG2初参戦でG1牝馬との比較は注意。
総合スコア 0.827 勝利確率 14.7% 複勝確率 36.7% overlay_ratio 0.675
推 奨 馬 カ ー ド
○
対 抗
アスコリピチェーノ
5歳牝 / 栗東 / ヴィクトリアマイル勝・京成杯AH勝
能力・クラス群2位(0.931)。ヴィクトリアマイル制覇・京成杯AH1着など芝1600mのG1・G3制覇実績は出走馬中でも最上位水準で、前走マイルCS7着(タイム指数104)も高水準。本命エンブロイダリーとの差は主にコース適性(阪神1600m実績なし、course_figure中央値)と展開適合群(差し〜後方脚質が展開にやや不利)にある。ルメール鞍上なら折り合い・直線での末脚は最高評価。 ⚠ 脚質が差し〜後方(マイルCS15-15等)でVゾーン外となる可能性。休み明け(マイルCS以来約140日)で追い切り評価不確実。阪神芝1600m実績なし。
chance 0.703 win_prob 12.5% overlay 0.492
▲
単 穴
ラヴァンダ
5歳牝 / 栗東 / 前走東京新聞杯2着 / 昨年3着
能力・クラス群とコース・馬場群でバランスよく評価。前走東京新聞杯2着(タイム指数104)はG3水準で確実な近走実績。昨年の同レース3着実績があり、コース適性・馬場適性ともに上位。本命より劣る点は直近能力の絶対値と前走クラスがG3止まりである点。アイルランドT1着(G2)の実績が示す通り中距離でも高水準。岩田望来騎手は前年同レース搭乗で舞台経験値も高い。 ⚠ マイルCS16着と大敗実績あり(超高速馬場対応の問題)。中〜差し脚質でVゾーン外になる可能性。
chance 0.661 win_prob 11.8% overlay 0.925
△
連 下
クランフォード
4歳牝 / 栗東 / 前走六甲S2着(阪神1600)
展開適合スコアが全出走馬中最高。先行脚質(2-2等)でVゾーン入線が最も確実なタイプ。前走六甲S(阪神芝1600m良)でタイム1:32.1・タイム指数106を記録し、阪神1600mコースへの直前適合を証明。本命・対抗より劣る点はGI実績がなく前走クラスがOP・L止まりである点と騎手評価。総合スコアはクランフォード(4位)とカナテープ(5位)がほぼ拮抗しており、複勝確率のタイブレークでクランフォードを連下優先とした。 ⚠ 前走六甲S(3/29)からの超短期間隔(約9日)。間隔4週以内×5番人気以下データ(0-0-1-24)が適用される可能性。愛知杯15着の大敗実績も状態面の不安要素。
chance 0.619 win_prob 11.0% overlay 1.010
☆
穴 馬
ルージュソリテール
3歳牝 / 栗東 / 前走マレーシアC1着(タイム指数106)
モデルの市場過小評価度が全出走馬中最高水準。前走マレーシアC(中京芝1600m良1:32.2)でタイム指数106の高指数を記録し、実力は3勝クラス卒業直後とは思えない水準。先〜中団の追走(2-2-2〜4-4-4)でVゾーン入線が期待でき、展開面でも上位評価。3勝クラスからG2への大幅格上げが総合スコアを下げている要因だが、近走の指数は格差を覆す可能性がある。 ⚠ 前走マレーシアC(3/28)からの超短期間隔(約9〜10日)。間隔4週以内×5番人気以下データ(0-0-1-24)に該当する可能性。G2初挑戦で3勝クラスとの格差は否定できない。
chance 0.498 win_prob 8.9% overlay 1.396 ★
隠 れ た 穴 馬 ・ 注
注
押 さ え
カピリナ
4歳牝 / 美浦 / ニューイヤーS1着(タイム指数106) / 函館スプリントS1着
単体分析
モデルの市場過小評価度が出走馬最高水準(想定オッズ比で約1.8倍の過小評価)。ニューイヤーS(中山芝1600m良1:32.2、タイム指数106)で強い勝ち方をしており、近走の指数は十分G2水準。短距離路線(1200m)から1600mへの転換が進んでおり、先行力を活かした位置取りが展開面のプラス要素となる。4歳馬(過去10年複勝率31.0%)でデータ上の年齢適合も良好。
コンボ分析(展開適合群×能力クラス群)
先行脚質×ミドルペース想定のVゾーン入線がプラス(展開適合0.72)に加え、ニューイヤーS1着の絶対時計1:32.2は阪神牝馬Sの過去平均(1:33.32)より速い。異因子群(展開×能力)での複合プラス要素が重なる。
クロス分析(overlay根拠)
市場は1200m主戦のイメージで評価を下げていると推測(想定オッズ15倍前後)。しかしモデルでの能力水準はカナテープ・クランフォードとほぼ同水準。当レース出走馬中で最も市場が過小評価している馬であり、純粋な期待値の観点で最注目。
コ ン ボ 分 析 ・ ク ロ ス 分 析
能力・クラス群×コース馬場群×展開適合群×妙味群の複合評価。すべて異因子群の組み合わせのみ有効とし、同因子群内の二重計上は排除している。
能力クラス群:G1実績
エンブロイダリー・アスコリピチェーノのGI実績組が能力群で最上位評価。エンブロイダリーは阪神1600mでのGI制覇(桜花賞)でコース馬場群も同時に最高評価。アスコリピチェーノはヴィクトリアマイル勝ちの実績があるが阪神は経験値が薄い。
展開適合群:Vゾーン入線
クランフォード・ルージュソリテールは先〜中団の追走スタイルでVゾーン(4角3〜6番手相当)への入線が最も期待できる。カピリナも先行力高くVゾーン入線確実だが、距離適性の不確実性がある。中〜差し馬はVゾーン外になるシナリオを考慮しやや減点。
コンボ(能力クラス×展開適合)
エンブロイダリーは能力クラス1.00×展開適合0.66と独立した2因子群でともに上位。この組み合わせが最強の根拠。ラヴァンダは同コース実績+東京新聞杯2着×中差し展開適合のバランス型。
コンボ(展開適合×状態追切)
ラヴァンダは東京新聞杯2着後≒55日での調整で状態群0.65(最高)。Vゾーン外のリスクはあるが状態面との複合では上位評価。クランフォード・ルージュソリテールは間隔短く状態群は0.52と抑制。
妙味群◎×能力クラス群
ルージュソリテール・カピリナは市場が大きく過小評価している一方、モデルでの実力水準は中位に位置し期待値が高い。エンブロイダリー・アスコリピチェーノは市場が過大評価している傾向で、純粋な期待値は低め。
クロス分析(6因子群・overlay含む)
6因子群加重クロス:◎エンブロイダリーが最高加重スコア(6群中4群で上位)。次点は○アスコリピチェーノ(能力最上位だが展開・コース群がやや劣後)。▲ラヴァンダは能力・コース・状態3群で安定。overlay_ratio:◎0.68(過剰)/○0.49(過剰)/▲0.93/△クランフォード1.01/☆ルージュソリテール1.40(妙味)。市場は◎○を過大評価・☆注を過小評価している可能性。
過 去 デ ー タ 表
人 気 別
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1番人気 | 3-2-1-4 | 30.0% | 60.0% |
| 2番人気 | 2-1-1-6 | 20.0% | 40.0% |
| 3番人気 | 0-2-1-7 | 0.0% | 30.0% |
| 4番人気 | 2-1-1-6 | 20.0% | 40.0% |
| 5番人気 | 0-0-1-9 | 0.0% | 10.0% |
| 6番人気 | 1-1-0-8 | 10.0% | 20.0% |
| 9番人気 | 2-0-2-6 | 20.0% | 40.0% |
| 10番人気以下 | 0-4-4-57 | 0.0% | 12.3% |
枠 番 別
| 枠番 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 1枠 | 2-2-1-7 | 16.7% | 41.7% |
| 2枠 | 0-1-1-10 | 0.0% | 16.7% |
| 3枠 | 1-0-2-11 | 7.1% | 21.4% |
| 4枠 | 1-1-1-13 | 6.3% | 18.8% |
| 5枠 | 2-1-1-14 | 11.1% | 22.2% |
| 6枠 | 0-0-3-17 | 0.0% | 15.0% |
| 7枠 ★ | 4-2-1-13 | 20.0% | 35.0% |
| 8枠 | 0-3-0-17 | 0.0% | 15.0% |
★ 馬番は未定のため馬番テーブルは省略
年 齢 別
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 4歳 | 6-7-5-40 | 10.3% | 31.0% |
| 5歳 | 3-3-2-42 | 6.0% | 16.0% |
| 6歳 | 1-0-3-14 | 5.6% | 22.2% |
| 7歳以上 | 0-0-0-6 | 0.0% | 0.0% |
脚 質 別
| 脚質 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 逃げ | 2-0-0-8 | 20.0% | 20.0% |
| 先行 | 4-4-3-24 | 11.4% | 31.4% |
| 中団 | 4-2-5-38 | 8.2% | 22.4% |
| 後方 | 0-4-2-32 | 0.0% | 15.8% |
前走レース別(N≥10のみ主要参照)
| 前走 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 京都牝馬S | 2-2-2-20 | 7.7% | 23.1% |
| ▲ 参考値(N=26, N<30) | |||
| 東京新聞杯 | 2-1-1-6 | 20.0% | 40.0% |
| △ 参考値のみ(N=10・数値断言不可) | |||
| 愛知杯 | 0-2-2-3 | 0.0% | 57.1% |
| △ 参考値のみ(N=7・数値断言不可) | |||
| 中山牝馬S | 1-0-0-10 | 9.1% | 9.1% |
| △ 参考値のみ(N=11・数値断言不可) | |||
| その他重賞 | 1-3-2-35 | 2.4% | 14.6% |
| 3勝クラス計 | 2-2-3-13 | 10.0% | 35.0% |
前走着順別
| 前走着順 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 前走1着 | 4-4-3-14 | 16.0% | 44.0% |
| 前走2着 | 0-0-1-8 | 0.0% | 11.1% |
| 前走3着 | 1-1-3-3 | 12.5% | 62.5% |
| 前走6~9着 | 1-2-1-30 | 2.9% | 11.8% |
| 前走10着~ | 3-3-1-34 | 7.3% | 17.1% |
前走クラス別
| 前走クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 3勝クラス | 2-2-3-13 | 10.0% | 35.0% |
| OP(L) | 1-0-0-11 | 8.3% | 8.3% |
| G3 | 5-6-6-52 | 7.2% | 24.6% |
| G2 | 0-0-1-5 | 0.0% | 16.7% |
| G1 | 1-2-0-10 | 7.7% | 23.1% |
血 統 系 統
| 血統系統 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| サンデーサイレンス系 | 8-6-8-55 | 10.4% | 28.6% |
| ミスタープロスペクター系 | 2-4-1-25 | 6.3% | 21.9% |
| ノーザンダンサー系 | 0-0-0-9 | 0.0% | 0.0% |
キ ー フ ァ ク タ ー 3 点
①
7枠の好走傾向(N=20)
7枠:4-2-1-13 / 20
勝率20.0%・複勝率35.0%
過去10年の枠番データでは7枠が勝率20.0%・複勝率35.0%と全枠中最高値。馬番未定のため現時点では事前参考に留めるが、7枠入りの馬は展開面での有利(外回りで折り合いがつきやすい位置)が反映されている可能性がある。1枠(16.7%・41.7%)も内枠の利として注目すべきデータ。
②
4歳馬の優位性(N=58)
4歳:6-7-5-40 / 58
勝率10.3%・複勝率31.0%
4歳馬が6勝・1着シェア60%と圧倒的に優位。5歳以上に比べて成長曲線の上昇期にある年齢層で、前年の実績馬が充実期に入ってくることが多い。今年の出走馬でもクランフォード・カムニャック・カピリナ・ビップデイジーが該当。エンブロイダリー・ルージュソリテールは3歳でG2に参戦する点で年齢面ではやや不利となる統計結果だが、個馬の能力でカバーできるかが焦点。
③
前走1着馬の高連対率(N=25)
前走1着:4-4-3-14 / 25
勝率16.0%・複勝率44.0%
前走1着で臨む馬は勝率16.0%・複勝率44.0%と高水準。特に前走同クラス以上で1着の場合は更に高い(同級1着:3-2-1-4、勝率30.0%)。今年の前走1着馬:ルージュソリテール(3勝クラス1着)・カピリナ(ニューイヤーS1着L)が該当。前走2着以下でも大敗からの巻き返しは過去10年で複数例があり(前走10着以降:複勝率17.1%)、前走着順のみで評価を固定しないことが重要。
買 い 目
◎
本 命
エンブロイダリー
○
対 抗
アスコリピチェーノ
▲
単 穴
ラヴァンダ
△
連 下
クランフォード
☆
穴 馬
ルージュソリテール
注
押さえ
カピリナ
ワ イ ド
◎-○ ◎-▲ ○-▲ ◎-☆
三 連 複
◎-○-▲ ◎-○-△ ◎-▲-△ ◎-○-☆ +保険:◎-△-☆ ◎-▲-注
三 連 単
本線 ◎→○→▲ ◎→▲→○ 波乱 ○→◎→☆ ▲→◎→☆
【買い目戦略】本命エンブロイダリーを軸に、○アスコリピチェーノ・▲ラヴァンダとの正攻法3点を三連複の本線とする。☆ルージュソリテールは市場過小評価の妙味馬としてワイドと三連複保険枠に組み込み期待値を高める。波乱枠には、ミドル以上のペースで差し馬が台頭し◎本命が直線伸び損ねるシナリオを想定した○→◎→☆・▲→◎→☆を設定。注カピリナは三連複保険として1点追加し高配当を狙う。
過 去 10 年 主 な 配 当
最高三連単
1,016,510円
2023年(6人-10人-9人)
最高三連複
174,040円
2023年
最安三連単
3,320円
2016年(2人-1人-5人)
最高単勝
6,870円
2022年(9人気)
最安単勝
170円
2024年(1人気1.7倍)
平均勝時計
1:33.32
前3F平均35.55秒
結 論
◎エンブロイダリーを軸に据える。桜花賞・秋華賞のGI2冠牝馬で、阪神芝1600mのコース適性・能力水準ともに全出走馬中最高。展開はミドルペース45%主体と予測し、先〜中団から追走するエンブロイダリーの好位入線が最も信頼できる。ただし市場では人気筆頭に推される見込みで妙味面は低い。○アスコリピチェーノはヴィクトリアマイル制覇の最強実績馬だが、差し脚質と阪神芝1600m未経験が減点。▲ラヴァンダは同コース昨年3着・東京新聞杯2着と安定感が光る。穴は☆ルージュソリテール・注カピリナの前走1着組に波乱の目がある。
◇ 競馬予想新聞 ◇